沿革

成り立ち 
歩み

成り立ち

JUON(樹恩) NETWORK は、設立の母体である大学生協が過疎地域に住む人々と出会い、
 “「まち」と「むら」の架け橋になりたい。"
との思いを抱いたことから誕生しました。
  1985年、早稲田大学生協が、埼玉県神泉村(現神川町)の廃校になった小学校を学生のセミナーハウスとして再生しました。これが最初のきっかけでした。

1995年、阪神淡路大震災の際には、学生が住んでいた寮やアパートもつぶれてしまい、大学生協で仮設学生寮を建設することになりました。そこで、徳島県三好郡(現三好市)の林業関係の方々から間伐材製のミニハウス58棟を提供していただき、農山村の人々とのつながりができました。

阪神淡路大震災では、多くの学生がボランティアとして駆けつけました。しかし、学生は普段から、『ボランティア活動や社会活動をしたいけれどなかなか「場」と「きっかけ」がない』、『仲間の「ネットワーク」があれば・・・』といった思いを口にしていました。
そこで、大学生協は、学生が活動できる場づくりと、都市と過疎地域とのつながりを何とかしよう。「まち」と「むら」をつなぐ架け橋になりたい。そんな思いから、大学生協の呼びかけのもと1998年に JUON NETWORK が設立されたのです。
 

歩み

1998年
4月27日、設立。大学の森(徳島)開設。国産間伐材製「樹恩割り箸」製造開始(山城町森林組合・社会福祉法人池田博愛会箸蔵山荘/徳島)。森林の楽校2ヶ所3回開催(神奈川・徳島)。廃校シンポジウム開催。

1999年
11月25日、特定非営利活動法人化(東京都)。森林ボランティア青年リーダー養成講座in東京開始、以降毎年1期ずつ現在まで開催。森林の楽校2ヶ所2回開催(群馬・徳島)。

2000年
森林の楽校5ヶ所8回開催(山形・群馬・埼玉・新潟・徳島)。

2001年
地域ブロック体制(全国6地域)開始。樹恩割り箸、社会福祉法人池田博愛会セルプ箸蔵(徳島)での製造に転換。樹恩割り箸、間伐・間伐材コンクール受賞。森林の楽校ヨーロッパ開始。森林の楽校5ヶ所7回開催(群馬・埼玉・新潟・兵庫・徳島)。

2002年
第1次中期計画策定。プロジェクト活動(会員の活動に資金的支援を行う活動)開始。新潟大学トキ野生復帰プロジェクト発足にともない協力開始。東京都主催「多摩の森・大自然塾」開始にともない協力開始。森林の楽校5ヶ所8回開催(群馬・埼玉・新潟・兵庫・徳島)。

2003年
資格検定制度「エコサーバー」開始。 樹恩割り箸、第2工場である社会福祉法人埼玉県ブルーバードホーム江南愛の家(埼玉)で製造開始。樹恩割り箸、木材供給システム優良事例コンクール受賞。 森林の楽校7ヶ所12回開催(群馬・埼玉・新潟・富山・兵庫・徳島・香川)。

2004年
森林の楽校中国開始。森林の楽校10ヶ所13回開催(秋田・群馬・埼玉・新潟・富山・岐阜・兵庫・徳島・香川・高知)。

2005年
小池百合子環境大臣が森林保全活動の拠点である「鳩ノ巣フィールド」を訪問。企業の森づくりの協力開始。樹恩割り箸、木づかい運動感謝状。森林の楽校8ヶ所14回開催(秋田・群馬・埼玉・新潟・岐阜・兵庫・徳島・香川)。廃校ワークショップ開催。

2006年
エコサーバー・リーダー養成講座開始(日本の共通資格「自然体験活動推進協議会CONE」加盟)。援農ボランティアリーダー養成講座(現「田畑の楽校」/山梨)開始。樹恩割り箸、山村力コンクール受賞。森林の楽校11ヶ所18回開催(秋田・群馬・埼玉・新潟・富山・岐阜・兵庫・徳島・香川・高知・長崎)。

2007年
樹恩割り箸、第3工場である社会福祉法人三和会エルシーヌ藤ヶ丘(群馬)で製造開始。森林ボランティア青年リーダー養成講座in関西開始。森林の楽校11ヶ所17回開催(秋田・群馬・埼玉・新潟・富山・岐阜・兵庫・徳島・香川・高知・長崎)。

2008年
設立10周年。第2次中期計画策定。森林の楽校11ヶ所17回開催(秋田・群馬・埼玉・東京・新潟・富山・岐阜・兵庫・香川・高知・長崎)。

2009年
国産間伐材活用の二番手として「樹の紙」プロジェクトを開始。森林の楽校12ヶ所20回開催(秋田・群馬・埼玉・東京・新潟・富山・岐阜・兵庫・徳島・香川・高知・長崎)。

2010年
樹恩割り箸、新たに4ヶ所で製造開始:NPO法人あたご(福島)、社会福祉法人栄寿会(茨城)(〜13年)、社会福祉法人山の子会(東京)、社会福祉法人尾道さつき会(11年〜社会福祉法人若菜に変更)(広島)。また、間伐・間伐材コンクール二度目の受賞。森林の楽校12ヶ所19回開催(秋田・群馬・埼玉・東京・新潟・富山・岐阜・兵庫・徳島・香川・高知・長崎)。

2011年
6月1日、認定特定非営利活動法人化(国税庁)。東日本大震災の復興支援活動を宮城で開始。第3次中期計画策定。田畑の楽校、2番目となる和歌山で開始。森林の楽校12ヶ所20回開催(福島・群馬・埼玉・東京・新潟・富山・岐阜・兵庫・徳島・香川・高知・長崎)。

2012年
樹恩割り箸15年周年記念行事開催。農山漁村の産品を扱う「樹恩市場」再スタート。エコサーバー・シニアリーダー養成講座、エコサーバー・コーディネーター養成講座開始。森林の楽校13ヶ所21回開催(秋田・福島・群馬2・埼玉・東京・新潟・富山・岐阜・兵庫・香川・高知・長崎)。田畑の楽校2ヶ所9回開催(山梨・和歌山)。

2013年
設立15周年。森林の楽校14ヶ所22回開催(秋田・福島・群馬2・埼玉・東京・新潟・富山・岐阜・兵庫・徳島・香川・高知・長崎)。田畑の楽校2ヶ所9回開催(山梨・和歌山)。

2014年
第4次中期計画策定。森林の楽校14ヶ所22回開催(秋田・福島・群馬2・埼玉・東京・新潟・富山・岐阜・兵庫・徳島・香川・高知・長崎)。田畑の楽校2ヶ所9回開催(山 梨・和歌山)。

2015年
森林の楽校14ヶ所24回開催(秋田・福島・群馬2・埼玉・東京・新潟・富山・岐阜・兵庫・徳島・香川・高知・長崎/京都は中止)。田畑の楽校2ヶ所 9回開催(山梨・和歌山)。

2016年
森林の楽校14ヶ所23回開催(福島・群馬2・埼玉・東京・新潟・富山・長野・岐阜・京都・兵庫・香川・高知・長崎/秋田・徳島は中止)。田畑の楽校 2ヶ所9回開催(山梨・和歌山)。

2017年
森林ボランティア青年リーダー養成講座in四国開始。森林の楽校16ヶ所24回開催(秋田・福島・群馬2・埼玉・東京・新潟・富山・長野・岐阜・京都・兵庫・徳島・香川・高知・佐賀長崎)。田畑の楽校2ヶ所9回開催(山梨・和歌山)。

2018年
田畑の楽校、3番目となる三重で開始。森林の楽校13ヶ所21回開催(福島・群馬2・埼玉・東京・新潟・富山・長野・岐阜・京都・兵庫・徳島・佐賀長崎)。田畑の楽校3ヶ所13回開催(山梨・三重・和歌山)。東京都緑化等功労者「森林整備・森林保全部門」として表彰を受ける。

2019年
第5次中期計画策定。田畑の楽校、4番目となる長野で開始。森林の楽校14ヶ所19回開催(秋田・福島・群馬2・埼玉・東京・新潟・富山・長野・ 岐阜・京都・兵庫・香川・佐賀長崎)。田畑の楽校4ヶ所19回開催(山梨・長野・三重・和歌山)。「間伐・間伐材利用推進ネットワーク」の事務局 を担うことになり、20回目となる「間伐・間伐材利用コンクール」を事務局として実施。