廃校シンポジウムの開催
1998年10月29日〜30日に利賀村のStarforest利賀で、JUON NETWORK主催による「樹恩シンポジウム『廃校を問い・過疎を考え・未来をデザインする』」が開催されました。このシンポジウムには21市町村の行政関係者や大学生協、一般参加者合わせて約100人が参加し、廃校を活用することで村の活性化に繋がるという、過疎地の未来を討論するものでした。利賀村を見学した後、Starforest利賀が紹介されました。夜の部では様々な廃校の再利用の提案がされ、インターネット上で廃校後も授業を行っている高知県電脳中津川小学校などが例として挙げられました。また、廃校を使い、不登校児のための学校や、障害児のための学校など、新しい学校づくりも廃校の活用方法として挙げられました。【 キー オピニオン 】
今、児童数減少という理由で統合されていく各地の学校の姿から、明治以来続いてきた日本の教育や社会の仕組みを問いなおす必要があるのではないか。それぞれがもう一度問い直し、反省し、そこから新しい教育を出発させよう。今廃校から本当の教育が出発するのです。
(JUON NETWORK会長 大内力:1998年11月)